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日本の近代化を支えた軍艦島

長崎県にはまるで軍艦のように見える島があります。島の名前は「端島(はしま)」。長崎港から南西の海上約17.5キロの位置にある島で、島全体が岸壁で囲まれ、島内に建設された鉄筋コンクリート住宅があるその姿がまるで軍艦のように見えるということから「軍艦島」という通称で呼ばれています。

軍艦島は昔は海洋炭鉱の島として利用されていました。炭鉱がある町は栄えると言われますが、この軍艦島も例外ではなくとても栄えていました。小学校や中学校、病院や共同販売所などの生活に必須な施設はもちろんのこと、映画館などの娯楽場まであり、人口密度だけでいうと日本の首都でもある当時の東京よりも多かったほどです。

軍艦島の石炭は日本の近代化を支えましたが、エネルギー源が石炭から石油になったこともあり1974年に軍艦島の炭鉱は閉山されました。それとともに島に住んでいた人もいなくなり、建物の老朽化もあり立ち入り禁止となっていましたが、2009年に観光客の上陸&見学ができるようになりました。

また、同じく2009年にユネスコ世界文化遺産にも登録されました。